デモに参加し怪我をしたら傷害保険は使える？
安保法案を巡り、各地でデモが行われています。過熱したデモでは、時には怪我人が出るリスクもあります。
ではデモに参加し怪我をしてしまったら、傷害保険は使えるのでしょうか？
答えは怪我につながる危険な行為をしていなければ、使えます。逆に怪我につながるような過激な行動、と保険会社に判定された場合、保険は使えない可能性があります。保険のカタログや約款に記載されている「保険金が支払われない場合」に「故意または重大な過失」「闘争行為」などが明記されており、これに該当する可能性があります。
通常の平和的なデモで、偶然転んでしまい怪我をした、という場合はまったく問題ありません。許可のない場所で座り込みをし、警察に強制排除される時に怪我をした、という場合は、保険は使えない可能性はありますのでご注意ください。
また他人に怪我を負わせてしまった場合、「個人賠償責任保険」に加入していれば通常、保険は使えますが、同じように上記のような怪我につながる危険な行為をしている場合、保険は使えず、ご自身で相手に賠償する必要が出てきます。
なお個人賠償責任保険（または特約）は自動車保険や火災保険のオプションで加入しているケースが多いので、心当たりがなくても契約内容を確認してみてください。