台風や大雪で庭木が折れたら、火災保険は使える？
桃栗三年柿八年といいますが、自宅の庭木は長い年月をかけて育てられ、家族の思い出であったり、財産と呼べるものもあると思います。
そんな大切な庭木が、台風や大雪で折れてしまったら、家の保険である火災保険は使えるのでしょうか？
答えは「使えます」。火災保険で「建物」を補償の対象としている場合、庭木も対象となります。地に根を張っているため「家財」ではなく「建物」扱いというのが面白いですよね。ただし、実際の建物が被害を受けないとダメ、庭木が一定期間内に枯れないとダメ、といったいくつかの条件があるようです。
例えば三井住友海上では「ただし、建物も損害を受け7日以内に庭木が枯死した場合に限り、保険金をお支払いします。1回の事故につき敷地内一括で100万円を超える損害については、その損害の額を100万円とみなします。」という条件をつけています。
とはいえ、火災保険はほとんどの方が契約していますし、「建物」はまず対象にしていると思いますので、庭木が自然災害などの思わぬ要因で折れたり枯れたりした場合は、保険会社か、できれば契約した保険代理店に相談してみましょう。
命ある庭木は戻らないかもしれませんが、少しでも気持ちが収まるかもしれません。