天災に火災保険は使える？

2015/11/03

今年も噴火や地震、洪水など様々な自然災害がありました。今後も温暖化の影響からか、こういった天災がますます増えていくと言われています。

そもそもこういった天災に火災保険は使えるのでしょうか？

答えは地震、噴火、津波以外の天災にはほとんど使えます。ただし保険の対象や契約内容によって、補償される場合とされない場合もありますのでご注意ください。特に火災保険では建物（家やフェンスなど）は補償の対象に大抵していますが、家財（家具や家電、貴重品など家にあるもの）は補償の対象にしていない方も多くいますので、この場合、家財に被害が出ても保険は使えません。

以下に天災ごとに、火災保険で補償されるのかどうか、および注意事項をまとめてみました。これをみると、いかに火災保険のカバー範囲が広いことがわかります。ただ、地震・津波・噴火だけは火災保険でも補償されません。また地震・津波・噴火によって起きた火災についても火災保険は使えません。これは意外と知らないのでは？

ですので地震保険にも加入することを強くオススメします。

天災の種類	火災保険で補償されるか？その他注意事項
台風	◯　ほとんど問題なく補償されます。
洪水	△　契約内容によっては「水災」を除外しているケースが有り注意が必要です。また床下浸水では補償されないことも。
竜巻	◯　ほとんど問題なく補償されます。
大雪	◯　ほとんど問題なく補償されます。
暴風	◯　ほとんど問題なく補償されます。
落雷	◯　ほとんど問題なく補償されます。ただし落雷で壊れるのは家電が多いので、家財を補償対象にする必要あり。
火災	◯　ほとんど問題なく補償されますが、地震・津波・噴火による火災（直接・間接問わず）は補償されません。
地震	×　補償されません。地震保険に加入する必要あり。
津波	×　補償されません。地震保険に加入する必要あり。
噴火	×　補償されません。地震保険に加入する必要あり。