カーポートが台風や大雪で破損したら、保険は使える?
2015/10/20
最近、台風の上陸回数が増えてきています。台風が直撃した場合に家が壊れることはそんなには多くないと思いますが、一方でカーポートの屋根が風で吹き飛ばされる、という被害は多く発生しています。また大雪が降った場合も、カーポートの破損が多発します。
では台風や大雪でカーポートや車庫の屋根などが破損したら、保険は使えるのでしょうか?
答えは「火災保険が使えます」。火災保険は台風や大雪の被害でも問題なく使えます。またカーポートは「建物」の扱いになりますが、大抵、火災保険では建物を対象に契約している場合が多いため、補償される可能性は高いでしょう。「家財(家具や家電、宝飾品など)」のみを対象としている契約では、補償されませんのでご注意ください。
なおカーポートの屋根が風で落下し、駐めてあった自動車に傷をつけてしまった、という場合は火災保険では補償されません。自動車は火災保険の対象とならず、自動車保険の守備範囲となっているからです。
この場合、自動車保険で「車両保険」を契約していれば補償されます。ただし保険を使ってしまうと等級が一つ下がり、また「事故あり」というレッテルが貼られ翌年の保険料がかなり高くなるリスクがあります。
車両保険を使う前に修理費を見積もった上で、保険代理店や保険会社に「この修理費だと車両保険を使った方が得か、損か?」を率直に聞いてみるのがいいと思います。代理店はもちろん、保険会社もきちんと説明してくれるはずです。もし説明してくれないようでしたら、翌年は違う代理店や保険会社に切り替えた方がいいと思います。万が一の時に役に立たないのであれば、契約する意味がありませんからね。
なお自動車保険や火災保険は、万が一の時にアドバイスやサポートをしてくれる優秀な代理店と契約することをオススメしています。優秀な代理店が周りにいない場合は、別の記事「優秀な代理店はどうやって探せばいいの?」をご覧ください。
ただし自分で補償も選べ、万が一の際も自分で保険会社とやりとりできるという人は、価格の安い通販型自動車保険がいいと思います。