こんな時、保険使える?

3分で保険金をゲットできる(?)シーン別攻略法

代理店とは何?保険会社の人ではないの?

   

毎年自動車保険の契約をする際に、色々と説明してくれるオジサン、いますよね?最近では「◯◯保険ショップ」など、街ナカで保険を売るお店も目立つようになってきました。

そういう保険を売る人たちの大半が「代理店」と呼ばれる、保険会社の社員ではない人たちです。彼らは保険会社の代わりに、保険を売る仕事を保険会社から委託されているのです。

代理店は保険を売る手数料として、我々が払う保険料の一部を手数料として受け取り利益にしています。

「なんで代理の人じゃなく、保険会社の社員が直接売らないんだ!」と思いますが、理由はよくわかりません。

「保険会社の社員は給料が高いから割りに合わない」などの意見もありますが、例えば自動車保険や火災保険は、自動車や家を買った際に「ついで」に入るケースが多いため、保険会社の社員よりも、車の販売店や不動産屋が代理店となり、保険を売ったほうが効率的だし、保険に入る我々も負担が少ないから、あたりが理由ではないでしょうか?

もちろん「生保レディー」と呼ばれる人や、保険会社によっては、社員が直接販売するケースもあるようです。

ただ、社員が売ればいいのかというと、個人的には微妙だと思います。なぜなら、万が一のことが起き、保険を使う場合、保険会社は保険金を支払う立場となり、当然我々と対立する立場になるからです。保険会社は「適正支払い」といいますが、要は無駄な支払いはしたくないので、保険金の査定をする際に、色々と我々を疑ってきます。民間の事業会社が運営しているので、当たり前といえば当たり前です。

一方、代理店は我々から信頼されることで、知り合いを紹介してもらったり、別の保険を契約してもらえたりします。代理店からすれば、保険会社はチェンジできますが、お客様にチェンジされると大打撃となる立場です。

そのため、代理店にもよりますが、万が一の際にこそ、我々側の立場でいかに保険をうまく使うか、アドバイスしてくれる場合があります。そういう優秀な代理店と付き合うか付き合わないかで、もらえる保険金の額にかなりの差がついてしまうのが今の保険の現状です。

ですので、保険を選ぶ際は極論、保険会社や商品は大した問題ではなく、いかに優秀な代理店と契約するか、が大事だと私は思います。優秀な代理店に出会えれば、保険をすべてそこに任せてもいいと思います。そうすることで、異なる商品で補償が重複する、といった無駄も省けますし、家族の状況が変わるに応じて、色々な保険を俯瞰して無駄な補償を削減する提案をしてくれますので、少しくらい保険が高くても、全体で見れば安く収まると結果になるのです。

そして最も重要なのは、万が一の際に色々なアドバイスをしてくれることです。例えば自動車で事故に遭った時、状況によっては保険を使わない方がいい、というケースがよくあります。その場合、保険を使わない以上、保険会社には一切相談できません。そんな時も優秀な代理店は親身に相談してくれますので、非常に心強い存在となります。事故にあった場合は、大半の人はパニックになります。その際、すぐに相談できるプロが身近にいるといないとでは、雲泥の差があると言っても過言ではありません。

ぜひみなさんも、自分が付き合っている代理店自体が、保険の価値であることを認識し、ダメな代理店なら切り替えるといった決断をすることをオススメします。

 

 - 保険の基礎知識