こんな時、保険使える?

3分で保険金をゲットできる(?)シーン別攻略法

自動車のフロントガラスが飛び石で破損したら、保険は使える?

   

自動車のフロントガラスが飛び石で破損したら、保険は使える?

事故とまではいかないけど、自動車の運転中に起きる災難として「飛び石でフロントガラスが割れた」ことがある人は多いと思います。 どんなに気をつけて運転しても避けられないですし、飛び石を飛ばした相手を特定するのも困難、もし特定できても、相手に過失があったことを証明するのは難しく、損害賠償を請求できないケースが多いようです。

ではこのような自動車のフロントガラスが飛び石で破損した場合、自分の自動車保険は使えるのでしょうか?

答えは「車両保険に入っていれば使えます」。車両保険にも「エコノミー型」と呼ばれる保険料が安い分、補償範囲が狭いものがありますが、大半の保険会社は「エコノミー型」でも飛び石による被害を補償してくれるようです。ただし等級は下がります(涙)。

以前は飛び石で被害を受けた場合は「等級据え置き事故」という扱いで、保険を使っても等級は下がらなかったのですが、現在は1等級下がります。 1等級下がることで、翌年以降の保険料が高くなりますので、修理代によっては「保険は使わない」という選択肢もあるかと思います。 なんのための保険か、と疑問に思いますが、、どの保険会社も共通のルールなので仕方ないですね。。この業界ぐるみ感、なんか腹が立ちます。

また保険を使う場合も、車両保険の契約で「自己負担額」「免責金額」といった条件をつけている場合、例えば「自己負担額1万円」なら、修理しても1万円は自分で支払う必要があります(実際には保険金が1万円引かれて保険会社から支払われる、ということになります)。

ですので自己負担額がある場合はその額も考慮した上で、本当に保険を使うべきか、考えなければなりません。 翌年以降の保険料がどうなるのかは、代理店や保険会社に聞いてみてください。保険を使わない場合でも、通販型の保険会社などは相談に乗ってくれると思います。通販型でない場合は代理店に相談したほうがいいと思います。 (もちろん、通販型でない保険会社でも相談に乗ってくれると思います。)

一般的には、ちょっとしたキズ程度で、樹脂を埋める程度の修理で済むなら保険は使わず、フロントガラス交換となるレベルであれば保険を使う、あたりがよくあるパターンかと思います。

ただ樹脂を埋める処置は、結局そこからキズやひび割れが拡大していくことが多いので、あくまで応急処置と思ってください。 もう一度飛び石がぶつかったら、高速道路上などでは危険な状況になる可能性もあります。

飛び石を未然に防ぐことはなかなか難しいですが、確実に飛び石を食らう可能性が減るのは「車間距離をとる」ことだと思います。 車間距離さえあれば飛び石も当たりにくく、また追突などの事故も回避しやすくなります。

「車間距離をとる」という安全運転の基本に立ち返るのが、やはりベストということですね。

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