こんな時、保険使える?

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タイヤをいたずらされパンクしたら、車両保険は使える?

   

タイヤがいたずらされパンクしたら、車両保険は使える?

自動車でよくある、事故以外のトラブルといえば「いたずら」でないでしょうか?

10円玉で傷をつけられたり、タイヤに穴を開けられパンクしたりすると、本当に悲しいですよね。。

ではもしいたずらで自動車のタイヤがパンクしてしまった場合、車両保険は使えるのでしょうか?

答えは「残念ながら、使えません」。タイヤだけの被害については「火災・盗難」以外のケースでは車両保険では補償されないのが一般的です。なお、いたずらによりタイヤのホイールも一緒に傷つけられたという場合は、なぜか補償されることが多いようです。また1年に1回だけ、タイヤのパンクの補修または交換費用の一部を出してくれる保険会社もあるようです(アクサなど)。

つまり、タイヤのゴムだけじゃなくホイールまでも傷つけるような悪質ないたずらには保険は使える、というのが今の状況です。中途半端にいたずらするなら、もっとヒドイことをしてくれたほうがマシ、ということです。。

なぜこんな線引きをしているかはわかりませんが、タイヤのゴム部分は消耗品だから、という考え方が根底にはあるようです。こういう保険会社側の意味不明な理屈で保険が使える・使えないの微妙な線引きをしていることが、残念ながらいまだ多いですね。

このような誤解される補償内容をきちんと説明してくれる保険会社や保険代理店を我々は選ぶべきだと思います。そうすれば説明しないところは淘汰されていきます。ちなみにパッとググった中では「タイヤ単独の被害は補償されない」とホームページに明記している保険会社は「ソニー損保」と「損保ジャパン日本興亜」だけのようです。

なおいたずらをした犯人を見つけた場合、その犯人が加入している個人賠償責任保険で補償される可能性はあります。とはいえそれは犯人側の問題ですので、犯人が子供でその親御さんが困っていたら、個人賠償責任保険が使えることをアドバイスしてあげるのがいいと思います。犯人やその親が知り合いだったりした場合は、被害者といえども気まずいと思いますので、保険を使ってもらうのはお互いのためにもなりますよね。

いずれにせよ、もしいたずらでタイヤがパンクしたら、保険会社ではなく保険代理店に相談してみることをオススメします。タイヤ以外のいたずらを素人判断で見逃している、といった可能性もあります。優秀な代理店であれば、きちんと被害状況を確認し、保険が使えるケースか否かをきちんと見定めてくれると思います。

何もせず、ただ「それでは保険は使えませんよ」「保険会社に連絡してみてください」と現場も見ずに言うような代理店は、次の契約では更新しないほうがいいと思います。頼れる優秀な代理店と付き合うことが、保険をうまく使う最大のポイントですから。

優秀な代理店の探し方については下記リンクを参考にしてみてください。

<参考ページ>
優秀な代理店はどうやって探せばいいの?

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