ゲリラ豪雨で床下浸水した時、保険は使える?
2015/09/14
ゲリラ豪雨で床下浸水をした時は、火災保険で「水災」といういわゆる洪水の補償を契約していても保険は「使えません」。なお床上浸水なら使えます。なんなんでしょうね、この微妙な違いは。。
ゲリラ豪雨による洪水は、一般的に火災保険で補償されます。火災保険は火事だけでなく、台風や雷、洪水、土砂崩れといった住宅に関する災害を幅広く補償するものです。ただし補償されるためには色々と条件があり、特に洪水による「水災」については注意が必要です。
上述のように洪水で浸水した場合、「床上」と「床下」で運命がわかれます。一般的に火災保険では、以下の損害を受けた時に保険が使え、補償が適用されます。
- 建物または家財それぞれの時価の30パーセント以上の損害があった場合
- 床上浸水または地盤面から45センチを超える浸水による損害があった場合
これをみる限り、一般的には「床下浸水」では補償されない可能性が高いということになります。
また最近の火災保険は、例えば丘の上に住んでいる人向けに「洪水による被害」だけ契約から外し、保険料を安くするといった契約も可能ですので、そもそも洪水の補償をきちんと契約しているかも確認してください。
ただ、実際に床下浸水が起きた場合はすぐに諦めず、まずは火災保険を契約した代理店に相談してみてください。優秀な代理店であれば、保険会社への申告の仕方も含めて、保険を使うためのアドバイスを色々としてくれるはずです。
このような優秀な保険の代理店と付き合うことが、保険を賢く使うには一番効果的だと思います。友人や知り合いで、事故の時に親身になって対応してくれた代理店などがいたら、今の保険を解約してでもその代理店を通じて保険を契約した方がいいと思います。
保険会社は正直どこも同じですが、代理店はピンからキリまでかなり差がありますので、ぜひ検討してみてください。代理店をどう選べばいいのかは「優秀な代理店はどうやって探せばいいの?」をご参照ください。