自動車事故でムチ打ちになったら、自動車保険は使える？
自動車事故で幸いにも、軽い追突で済んだ場合でも、その後ムチ打ちで苦しむことになるケースは多いようです。
では自動車事故でムチ打ちになってしまった場合、自動車保険は使えるのでしょうか？
答えは「使えます」。相手にぶつけられてムチ打ちになった場合は、相手に自動車保険を使ってもらうことになります。自損事故など、自分が原因でムチ打ちになった場合は「人身傷害保険または特約」「搭乗者傷害保険または特約」などの補償を契約していれば、自分の自動車保険でも補償されます。
なお相手がいる場合は、例えばムチ打ちで働けなくなった場合の損害など「逸失利益」も賠償請求できます。
ただし、ムチ打ちは検査しても異常が発見できないこともあり、自覚症状があっても証明できないケースがあります。保険会社もむち打ちの治療が長期化すると疑ってかかったり、一定の期間を過ぎると補償しないこともありますのでご注意ください。
また病院に行く場合も、医師の診断書の書き方によって保険会社の対応が変わる可能性もあります。診断書はきちんと自分の目で確認し、実際の症状と異なる場合は医師に修正を求めるなどの対応をしてください。
とにかくムチ打ちは、保険会社ともめるケースが多いようです。保険会社から少しでも疑われないよう、整体ではなくきちんとした整形外科に通う、症状をこまめに記録に落とすなど自己防衛の手段をとるべきでしょう。
契約している保険代理店が信頼できる人であれば、保険会社との交渉においても色々とアドバイスをしてくれる可能性があります。ムチ打ちで保険会社に申請する時は、なるべく一度、事前に保険代理店に相談してみてください。