こんな時、保険使える?

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火災保険の加入方法は?

   

家を購入し、銀行で住宅ローンを組んだ時に、銀行からは必ず「火災保険は絶対に入ってください』と言われます。

でもみなさん、火災保険ってどこで加入すればいいか、ご存知ですか?「◯◯火災保険」という看板は結構目にしますが、その場合も車の販売店や整備工場などが多く、とてもじゃないけど「火災保険に入りたいんですが…」と言える雰囲気じゃないですよね。。

最近生命保険や医療保険は「保険ショップ」などが街のあちこちで見かけるようになりましたが、そこでも火災保険が売っている気配はあまりありません。銀行から「絶対に入れ」と言われるくらい重要な保険なのに加入方法がわからない、こんな商品はなかなかないですよね。いかに保険会社が、お客様の視点を大事にしていないかを物語ってくれる事例だと思います。

では具体的な加入方法は、いうと、基本的に保険会社が委託している「保険代理店(略して代理店)」で加入します。この保険代理店は色々なパターンがあり、火災保険でいうと

  • 銀行
  • 住宅メーカー
  • 不動産屋
  • 保険代理店しかやっていない専門業者

などが挙げられます。「え?銀行??」と驚かれる方もいますが、銀行も保険の販売は積極的なんですよ。じゃあ「住宅ローンを借りた時に火災保険も合わせて売ってくれりゃいいのに!」と思うかもしれませんが、銀行は様々な規制があるため、火災保険の販売に消極的なこともあるようです。住宅ローンは銀行が我々にお金を貸す、という非常に銀行が優位な立場になりますので、そこで火災保険を一緒に売りつけると、銀行が優位な立場を濫用しているのでは?とお上(金融庁など)から疑われるリスクがあるのです。

住宅メーカーや不動産屋は通常、積極的に火災保険の提案をしてくれるはずです。でも稀に保険代理店をやっていないところもありますし、彼らも保険は「副業」ですので、保険代理店としての力量は不安があります。

ではどこで火災保険を契約するのがいいかというと、以下のいずれかで手続きを進めてください。

ポイントは「優秀な代理店」と知り合うことです。火災保険は保険会社による差はあまりないので、我々の状況を考慮して最適な提案をしてくれるか、事故やトラブルが起きた時に親身に対応してくれるか、が大事です。これは全部、保険会社ではなく代理店の守備範囲です。

  1. 友人や知人に代理店を紹介してもらう→誰かしら知っている、ということが多いです。保険会社の社員に知り合いがいればベストです。優秀な代理店を紹介してくれる可能性が高いです。
  2. 自動車保険の代理店に相談する→通販ではなく、代理店経由で加入しているのなら、相談してみてください。ただし自動車保険での対応がイマイチ、というのであればやめたほうがいいでしょう。
  3. 保険会社のホームページに問い合わせる→保険会社のホームページで見積もり請求をすれば、その後、優秀な代理店が出てくる可能性が高いです。新規の顧客にダメな代理店をあてがうことは保険会社はさすがにしないはず。

個人的にはいわるゆ「比較サイト」はオススメしていません。なぜなら、こういう比較サイトの運営業者が「代理店」ですので、「優秀な代理店と知り合う」という観点では、選択肢が少なすぎるからです。乱暴な意見かもしれませんが、比較サイトを運営している時点で非常に効率的な経営を目指す会社が多いので、万が一のときに駆けつけて親身になって対応してくれる、ということを、そういった会社がやってくれるかはちょっと疑問を抱いてしまいます。

ただし比較サイトで価格を調べてから、気に入った保険会社に直接、問い合わせてみる、というならアリかと思います。

特に火災保険は、非常に色々なシーンで「使える」保険ですが、使う場合も、いきなり保険会社に申告するのではなく、代理店に相談すると、色々とアドバイスや作戦を練ってくれることがあります。保険を使うときにチカラを発揮する代理店が「優秀な代理店」ですので、多少高くても、優秀な代理店と契約した方が、長い目で見れば安いと私は思います。

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