こんな時、保険使える?

3分で保険金をゲットできる(?)シーン別攻略法

台風で被害にあったら、保険は使える?

      2015/09/01

台風で被害にあったら、保険は使える?

台風は日本人にとって、最も身近な自然災害の一つといっても過言ではないでしょう。毎年必ず被害をもたらしますので、台風への備えは万全にしておきたいところです。では台風で不運にも被害を受けてしまった場合、保険は使えるのでしょうか?

答えは「使えます」。地震や噴火といった大規模な災害は、保険が使えないという話を聞いたことがあるかもしれませんが、台風はきちんと補償してくれますので安心してください。自宅(建物やフェンスなど)や家財(家具や電化製品などの財産)は火災保険、自動車は自動車保険で「車両保険」をつけていれば保険は使えます。

また台風で自宅においてあるものが飛んでしまい、他の家に損害を与えた、という時も「個人賠償責任保険(または特約)」というものに入っていれば保険が使えます。火災保険や自動車保険の有料オプション(特約)として加入していることが多いので、確認してみてください。もし加入していないなら、すぐに加入することを強くオススメします。この「個人賠償責任保険」があれば、例えば「お子さんが自転車で誰かを怪我させてしまった」という時も使えますので、自転車保険の代わりにもなります。

最近は自転車で怪我をさせ、何千万円もの賠償を求められるケースもありますので、加入していない人はぜひ自動車保険または火災保険の見直しを検討してみましょう。年間1,000円程度の追加費用で、最大1億円といった補償を受けられます。

なお自宅建物の被害は、瓦が飛んだ、フェンスが倒れた、窓ガラスが割れた、といったすぐに被害を受けたことがわかるものだけでなく、屋根や壁がダメージを受けて雨漏りをした、という時も補償されることがありますので覚えておきましょう。

例えば雨漏りは建物が古くなっても起きますので、その場合、保険は使えませんが、台風が原因で雨漏りを起こした場合は使える可能性があります。この原因は素人では判別できないので、台風が起きた直後でなくても、雨漏りが発生したら過去3年以内に大きな台風に見舞われなかったか、思い出してみてください。3年というのは、被害の原因となった事象が起きてから3年以内であれば保険を使える、というルールがあるからです。(もし地震保険に入っていれば、大きな地震が3年以内になかったのかも思い出してみましょう。)

ただし、いきなり保険会社に「雨漏りだけど保険を使いたい」といっても、「使えません」と言われる可能性が高いです。そのため、できれば保険会社ではなく、保険代理店などの信頼できる保険のプロに相談してみましょう。優秀な保険代理店であれば、保険会社へどのように申告すればいいかもアドバイスしてくれるかもしれません。

保険は申告の仕方によって、保険金の額が変わったり、そもそも保険金が貰えなかったりする非常に曖昧なものですし、保険会社は保険金を払う立場ですので、我々の味方にはなってくれません。そのため日頃から、信頼できる保険代理店と付き合うことをオススメします。

信頼できる保険代理店の見分け方ですが、例えば「自動車保険を契約する時に、事故が起きた時に保険代理店がどのような対応をしてくれるのか質問したら、『事故現場に基本、駆けつけます』と約束してくれる」ようなところはかなり期待できると思います。

なぜなら保険代理店は事故現場に駆けつけても一銭のトクにもなりませんが、優秀な保険代理店は事故現場に駆けつけることでお客様の信頼を得られ、結果、他のお客様も紹介してもらえる、ということがわかっているので、自らの使命としてやってくれるのです。

話が脱線しましたが、台風で被害を受けても、何かしら保険が使える可能性が高いので安心してください。そして被害を受けたら、なるべく保険代理店に相談してみましょう。そこで対応がイマイチであれば、火災保険を解約して、他の保険代理店で契約し直すことも検討しましょう。解約しても残り分はすべて返金されますので損はないですし、最近の商品はいろいろな付加サービスが付いているので、古い火災保険よりもお得な可能性があります。

ただ、自動車の被害は自動車保険で「車両保険」をつけていないと使えませんし、同じ車両保険でも「保険料が安い分、クルマとぶつかった時だけしか使えない」といった制限のあるパターンもありますので、その場合は台風でも使えないのでご注意ください。(優秀な保険代理店は、こういった注意事項もきちんと説明してくれます。まあ半年もすると忘れちゃうんですけどね。。)

 

 

 - 地震保険, 火災保険, 自動車保険 , , , , , ,